映画「ペンギン・ハイウェイ」を観た。
あらすじ:「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などで人気の作家・森見登美彦による日本SF大賞を受賞した小説をアニメーション映画化。毎日学んだことをノートに記録している勉強家の小学4年生アオヤマ君は、通っている歯医者のお姉さんと仲良し。お姉さんも、ちょっと生意気で大人びたアオヤマ君をかわいがっていた。ある日、彼らの暮らす街に突然ペンギンが現れる。海もないただの住宅地になぜペンギンが現れたのか。アオヤマ君は謎を解くべく研究を始めるが、そんな折、お姉さんが投げ捨てたコーラの缶がペンギンに変身するところを目撃する(映画.com)。
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前半10分くらい、うつらうつらしてしまったので、お姉さんがどこの誰だかわからないと言う謎を抱えて鑑賞し続けていたf^^; SFだけど、アオヤマ君が友人と探検や研究をしている様子を見ていて、懐かしいなぁと感じた。
小学生の頃、住んでいた家の裏がちょっとした山で、ハイキングとか頑張る程でなく、普通に遊び場だった。遊び仲間と探検したり、秘密基地を作ったり、「次は向こうの道へ行ってみよう」「次はここを掘ってみよう」とか、どうでも良い事を試してはワクワクしていた。鎌倉方面へ繋がる「天園ハイキングコース→」の看板を見ては、こっちは天国だから足を踏み入れてはいけないと本気で信じていたり。
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映画を鑑賞した後、原作を読んでみた。こういうタイプの作品は、普段余り読む事はないが、子供の絵日記風の文体でありながら、実際は大人が書いているのでとても読みやすい。全体的に漂う清潔感、清涼感が心地よくて、読後の気分が爽やかだ。アオヤマ君が成長して行く姿を見てみたい。
お姉さんの声を担当した蒼井優は、原作のイメージ通りだったが、お姉さんの姿がいまいち魅力的でなかった事が残念だ。子供向けのようで、大人もいろいろと考えさせられる。ペンギンは可愛い☆