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2019.04.07 Sunday
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はっさくが、気まぐれに思いのたけを綴っているブログ
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公立進学校軟式テニス部で8人集団いじめ
神戸市の兵庫県立高校の軟式テニス部で、昨年8月から今年3月にかけて当時2年生だった男子の元部員(17)がほかの部員8人に集団でいじめられる事件が33件起きていたことが21日、分かった。暴行や傷害容疑で男子生徒3人が書類送検され、うち2人が保護観察処分となった。元部員は退部したが、精神的ショックで歩行困難になり、車いすを使っている。この高校は兵庫県内でもトップクラスの進学校。各界に著名人を輩出している。
同校や調べによると、元部員に対するいじめの内訳は、
殴る蹴るなどの暴力行為13件、
ホースで水をかけるなどのいやがらせ18件、
「きもい」「ゴキブリ」などの中傷2件。
縄跳びの縄で縛り携帯電話のカメラで撮影した、
ユニホームを破ったり、
背中にジュースをかけ
頭からごみ袋をかぶせる
などしていた。
元部員を除く軟式テニス部の当時の1、2年生(現2、3年生)8人全員が関与しており、部ぐるみだった。このうち3人は昨年9月、
元部員の体を粘着テープで縛ったり、
口にテープを張ったりした。
また、うち2人はことし3月、
殴る蹴るの暴行を加え、
1週間のけがを負わせた。この直後、
ボールをラケットで打って体にぶつける
などいじめがエスカレートし、相談を受けた母親が兵庫県警に被害届を提出し、いじめが発覚した。3人は5月に書類送検され、うち2人は9月、神戸家裁で6カ月の保護観察処分になった。
いじめの中心だったとみられる生徒は、元部員と小学校からの幼なじみで、長年“主従関係”だったという。この加害生徒と元部員が顔を合わせ、元部員が発作を起こしたことがあったため、同校は4月から、元部員と加害生徒が顔を合わせないようにクラスを別にし、加害生徒には決められた階段とトイレだけ使い、ほかの生徒より早く登校するよう指示したが、加害生徒が決められた階段を使わず鉢合わせし、元部員がショックで一時意識を失い、倒れたこともあったという。元部員は現在も頭痛などの症状で通院中で、歩行困難になり車いすを使っている。ことし3月「母親から相談を受け、初めていじめを把握した」学校側はその後、5人を停学5日間、3人を校長訓戒の処分にし、
同部を約4カ月の活動停止にした。校長らはこの日、「顧問や担任に見えない部分でいじめが行われた。学校は最大限の努力をした」と釈明した。(日刊スポーツ)