9月下旬頃、鎌倉を散策した。鎌倉宮から15分くらい歩いた所に鎮座している瑞泉寺でお参りした。拝観料は200円。小学生の頃、天園ハイキングコースを歩いて遠足で訪ねた事があったな・・・と言っても、お寺の名前を記憶していただけで、印象は全く忘れてしまっていた。
◆
瑞泉寺(ずいせんじ)は、神奈川県鎌倉市二階堂にある臨済宗円覚寺派の寺院。山号は錦屏山(きんぺいさん)。本尊は釈迦如来で、開基は二階堂道蘊である(wikipedia)。瑞泉寺は鎌倉公方(鎌倉府の長)の菩提寺(ぼだいじ)として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹(かんとうじゅっさつ)に列せられた格式のある寺院です。山号の錦屏山(きんぺいざん)は、寺を囲む山々の紅葉が錦(にしき)の屏風のように美しいことから名付けられました。また境内は、四季を通して様々な花を楽しむことが出来ます。山の夢窓国師(むそうこくし)は、後醍醐天皇(ごだいごてんのう)や足利尊氏(あしかがたかうじ)も深く帰依(きえ)し、鎌倉〜南北朝期に臨済宗(りんざいしゅう)で重きをなした僧です。作庭にも才を発揮し、昭和45年に発掘、復元された仏殿背後の庭園は、夢窓国師の作として、国の名勝に指定されています(公式サイト)。
平日の夕方だった事もあり、道中、ほぼ一人きり。誰にも会わなかった。風と風に揺れる木々の音が聞こえるだけ。緑の世界と静寂に圧倒された。癒された・・・・・・。
山門をくぐると、参拝客が数人いた。
本堂
彼岸花
浦和界隈の彼岸花は、9月20日頃には枯れかけていたから、こちらの方がかなり遅く咲くのだな。
天女洞:それは鎌倉石の岩盤に地形に応じ地質に即して巧みに大いなる彫刻をほどこした、鎌倉ならでは性格のものでした。境内の北の一隅の岩盤の正面に大きな洞(天女洞)を彫って水月観の道場となし、東側には坐禅のための窟(坐禅窟・葆光窟)を穿(うが)ちました(公式サイト)。
あじさいに似た花がたくさん咲いていた。花のお寺と言われるだけあって、庭園は美しい。
どこも苦地蔵 - もと扇ガ谷の地蔵堂にあった地蔵菩薩像。昔、堂守が貧しさゆえに逃げ出そうとしたところに、この地蔵が堂守の夢枕に立ち、「どこも苦、どこも苦(苦しいのはどこも同じ)」と言ったという伝承がある(wikipedia)。
とても素敵な空間だったな・・・。桜や紅葉の季節にも訪ねてみたいな。そんな時は、道中一人きり・・・みたいなことは無いんだろうな。